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恋に振り回されてない?【恋愛体質】と【恋愛依存】の違いって?

恋愛依存 恋愛体質

いつも男性からモテモテで、彼氏が途切れることのないアノ子。彼氏とベッタリしていて、ちょっぴり束縛しがちなアノ子。人生に対する恋愛のプライオリティが高い女性って身近にいませんか?

でも、“恋愛に一生懸命”だからといっても、なんとなく方向性が違う気がする……。それは、もしかしたら、“恋愛依存”と“恋愛体質”の違いかもしれません。

“恋愛依存”と“恋愛体質”はとても似ているため、一緒にされがちですが、実は別モノ。さて、今回のシリーズでは「恋愛依存」を取り上げていきたいと思いますが、まずは「恋愛依存と恋愛体質」の違いから紐解いていきましょう。

 

「恋愛依存なの」といっている女性は「恋愛体質」であることが多い!?

身近に、こういう女性いませんか? あの飲み会でこんなイケメンに出会った、あのホームパーティーでこんなステキな男性と盛り上がったと常に男性との出会いやトキメキを話してくれる女性。彼女たちは、時折、こんなことを漏らしがちです。「私、恋愛依存だから……」と。でも、多くの場合、“恋愛依存”ではなく、“恋愛体質”なんです。

恋愛体質には諸説あり、「恋愛体質の延長線上に恋愛依存がある」という専門家もいますが、私の場合は、別モノだと考えています。

恋愛体質は、惚れやすく、すぐに恋愛感情が盛り上がって、男性が途切れることがない女性。彼氏がいても、次の人を見つけてから別れるなど、ずっと恋愛しているようなタイプを指します。

その逆で恋愛依存の場合は、恋愛経験がそれほど多くなく、極端にいえば初めてできた彼氏でも依存になることがあります。惚れっぽかったり、モテたりすることとは別で、“相手に依存すること”によって起こるのが恋愛依存です。基本的につきあっている人が依存対象となります。

分かりやすく解説すると、モテたり出会いを楽しんだりと、恋愛によってテンションが上がることをハッピーに捉えているのが恋愛体質。対して、一人の男性に執着して、イライラしたり、不安になったりと苦しんでいるのが恋愛依存です。

恋愛依存に陥ってイイコトは何もナシ!

山名先生
恋愛を積極的に楽しんでいる恋愛体質なのに、「恋愛依存なんだよね」と軽い感じでいう人が増えていますが、“依存”の本当の意味を知ったら簡単に口にできなくなるかもしれません。それくらい、依存って苦しくて大変なことなんです。私のカウンセリングには、整形依存やホスト依存の女性も来ますが、依存してイイコトは一つもありません。

彼女たちにまず、多く見られるのが、周りの意見を一切取り入れようとしないという傾向です。それどころではなく、頻繁に浮気を繰り返す彼氏に苦しむ姿を見かねて、「あの人とは別れたほうがいいんじゃない?」などと友達がアドバイスしたりすると、「私がうまくいっているのが妬ましいんでしょ」と間違った思い込みをもつこともあるんです。

けれどもこれは本心ではなく、これは「私がうまくいってほしくないんだと思う」などと理由をつけないと、自分の心を保てなくなっているから。

とはいえ、頑なになればなるほど、友達は離れていってしまいますよね。だから、恋愛依存の人は、コミュニティが狭くなっていってしまう傾向があるんです。つまり、友達を失い、次第に自分の世界には“彼氏だけ”しか残らなくなっていくんです。そのため、ますます彼氏にすがりついて恋愛依存がひどくなっていく、という悪循環にハマってしまうという結果に……。

 

恋愛依存とセックス依存はまったく別

また、よく恋愛依存とセックス依存は、似ていると思われがちですが、実はまったく別の傾向をもつ“依存”なんです。

というのも、セックス依存は恋愛感情を伴う必要はないんです。セックスをすることで脳内にドーパミンという脳内ホルモンが放出されるのですが、そこに対して回路がつくられてしまうことにより依存となってしまうんです。つまり、セックスできる相手は誰でもよく、さらにいえば相手がいなくてもセックス依存症になってしまうことがあります。

症状は、自慰行為やポルノの鑑賞、性風俗店通いが止められないなど様々。しかも、周囲にバレてしまうくらいやってしまう、なんてことが多くあります。例えば、結婚していても風俗通いが止められない、知り合った女性に次々と手をだしてしまう……そのため人間関係にトラブルを引き起こしてしまうのです。

そんな支障をきたしてまでもなぜやってしまうのか? といわれれば、それでも止められないのが“依存症”だから。ちなみにこのセックス依存は、スポーツ選手や政治家のようにプレッシャーやストレスがかかる職業の人がなりやすいといわれています。また、幼少期に性的な虐待を受けた人もなりやすい傾向にあります。被虐待経験のある女性の場合、性風俗店で働いている人も少なくありません。
そんなディープなセックス依存に比べると、恋愛依存は少々ライトに感じる人もいるかもしれませんが、やはり“依存”は“依存”。生易しいものではありません

恋愛体質にも欠点がある。それは結婚に不向きなコト

例えば、ダメ男を作り出してしまう。「別れたら死んでやるっ!」と叫んで手首を切ってしまう……これらは恋愛依存が引き起こすもの。依存に陥っている女性だけでなく、周囲の人たちも巻き込まれてしまって大変です。

さらに、ライトに感じる恋愛体質ですが、これにも欠点があります。それは結婚に不向きなこと。安定や安心よりも、恋愛のドキドキやワクワクを求めてしまうのですから当然です。

結婚はゴールじゃないと思って楽しく恋愛しているなら恋愛体質でもいいとは思います。しかし、結婚に向けて動き出したときに苦しくなるケースもあるでしょう。それから、両方に共通する問題点もあるんです。それは、自分の時間を楽しめないということ。連絡とれる異性がいないと不安になってしまうという意味では、恋愛依存と恋愛体質は陰と陽の関係にあるといってもよいでしょう。(恋愛依存の場合は特定の相手であることがほとんどです。)

山名裕子

山名先生

メンタルオフィス「やまなmental care office」代表臨床心理士。

大学にて心理療法の心得と技術を学び、2013年に臨床心理士の資格を取得する。主に認知行動療法によってカウンセリングをすすめ、心の専門家としてメディア出演をはじめ幅広く活動中。

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