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PR 恋愛や結婚

恋愛大国スウェーデンで30年間愛が続いている夫婦の「3つの習慣」

Writing by マッチライフ編集部

恋愛大国スウェーデンで30年間愛が続いている夫婦の「3つの習慣」

突然ですが、私はついこの間まで北欧スウェーデンの、とある夫婦の家で居候をしていました。

スウェーデン人のパートナーとともに東京で暮らしていた私ですが、思いがけず彼の母国への移住が決定。かくして数ヶ月前、訪れたこともなかったこの国にやってきた私は、二人で住むアパートへの引越しまでの間、彼とともにその両親の家(つまりは彼氏の実家)にお世話になるという展開に。

結婚はおろか正式な婚約もしていない状態でスウェーデンに来た私が言えたことではないですが、息子の彼女とはいえよく知らない日本人を自宅に住まわせる彼の両親も、なかなかワイルドな精神をお持ちです(笑)。

しかしながら居候生活は本当に楽しく、この国の文化を知るためにもとてもいい時間を過ごすことができました。

そしてこの居候生活で学んだことの中でも特に印象的だったのが、スウェーデンの夫婦関係について。パートナーの両親であるトーマス(父)とオーサ(母)は結婚30周年目(!)のベテラン夫婦ですが、そんな彼らを日々観察していると、日本とは少し違った夫婦の形が見えてきました。

今回は、私がこの居候生活で図らずも学んだスウェーデン流・愛を長続きさせる素敵な習慣をご紹介したいと思います。

純愛の国スウェーデンでの「結婚」とは?

まずはスウェーデンという国における「結婚」について。徹底した個人主義が貫かれているこの国では、シングルであることや離婚したことに対する「世間体の悪さ」なんてものはほぼ皆無。

充実した社会福祉や経済的自立性の高さから、たとえ離婚したとしても女性が一人で、あるいは子どもを育てながらでも、生きていく環境がしっかり整えられています。加えて、夫婦の一方が離婚を望めば自動的に離婚が成立するといった法律も……。

そうなると当然離婚も多く、離婚率はなんと50%近く。約半数の夫婦が離婚をする計算になります。

「世間体が悪いから……」や、「経済的に厳しくて……」といった理由で離婚を躊躇することは一般的ではありません。基本的には愛がなくなれば結婚生活も終わり、離婚街道まっしぐら。

スウェーデン人にとっての結婚は、純粋な愛によってのみ維持されるものなのです。

そんな「純愛の国スウェーデン」において、30年間にも及ぶ長い夫婦生活を維持してきた夫婦には、互いに愛し合う関係を維持するためにどのような秘訣があるのでしょうか?

【愛を維持するコツ1】 カラダに触れるコミュニケーションを日常で!

行ってきます、ただいま、ごちそうさま、ありがとう、ごめんね、なんとなく……これはトーマスとオーサの場合、ハグやキスのタイミングです。

控えめでおとなしいとされ「ヨーロッパの日本人」とも言われるスウェーデン人ですが、体が触れ合うコミュニケーションは日常的に多く、とくにあいさつや感謝を「ハグ」で示す比率は、欧米諸国の中でも高い方なのだとか。

夕食後は一緒にソファに横になって、テレビや映画を観てリラックス、外を歩くときも手はつないだまま、と常に密着度は高め。彼らと同世代の私の両親(日本人)にはそのような習慣がないため、多少目のやり場に困ったりもしましたが(笑)。

人前でイチャつけ! ということではないですが、例えば朝の出勤前に「今日もがんばってね」と軽くハグをしたり、一緒の外出時には手をつなぐなど、忙しい毎日の中でも相手に対する気持ちを「体温が伝わる方法」であらわすこと。

ついつい忘れがちですが大切なことではないでしょうか。

【愛を維持するコツ2】おたがいに「やってあげる」という考え方

女性の就業率が80%を超えるスウェーデンでは共働きが一般的です。だから家事は、基本的に二人の仕事。そう、旦那さんが家事を手伝うのではなく「旦那さんと家事をシェアする」というスタンスが確立しているのです。

トーマスとオーサの場合も、料理好きなオーサに対してトーマスは洗濯や掃除、というように家事をシェア。「やってもらって当たり前」ではなく「やってもらった分、相手にも何かをしてあげる」という考え方のようです。素晴らしい!!

そのことについてトーマスに意見を求めてみると、「家庭の中での役割を決める必要はないよね。僕たちは二人とも働いているんだし、お互いに協力して助けあうことが大事だと思うよ」とのこと。

男性諸君、ここちょっと暗記ね。テストに出ますよー!

【愛を維持するコツ3】余計な感情をそぎ落として「伝える」こと

ある日、オーサとコーヒーを飲んでいたときのこと。私がトーマスのことを褒めると、彼女からは「そうね。彼は最高の夫だと思うわ。私はとてもラッキーね」という言葉が。

またトーマスも、「どのレストランよりもオーサの作った料理が一番美味しいよ」など、日常的に褒め言葉や感謝の言葉を口にしています。

こういった二人を見ていて、少し考えてしまいました。パートナーに不満を言ったり、悪いところを指摘することはあっても、きちんと相手のいいところに注目して、感謝の言葉を口にしていただろうか?

自慢や押しつけなど余計な感情が挟まれていない尊敬や感謝を伝える素直な言葉は、言われた相手はもちろん、その言葉を聞いた周りの人をも幸せな気持ちにするものだと思います。

そして何より、相手のいいところを言葉にしている自分自身が、相手の魅力を再確認し、幸せを実感できるのではないでしょうか。

思いやりを持つことを習慣にしよう

一緒にいる時間が長くなればなるほど、いい意味でも悪い意味でも、すべてが「当たり前」になっていきます。それは自然なことです。

でもよく考えみれば、夫婦とはいえど結局は他人同士の関係。「一緒にいることが当たり前」ではないんですよね。

他人が共存する関係のなかで大切にするべきなのは、お互いに相手を思いやり、それを示す努力を続けること。シンプルに聞こえますが、継続するのは意外に難しいことです。

実際にオーサも言っていました。

「離婚する夫婦が多い中、これまでの長い結婚生活を維持するのは楽なものではなかったわ。それでも私たちは30年間、チームとしてお互いに努力しあって、絆を深めてきたの」

愛情表現を多くおこなう、家事を分担する、言葉にして相手を褒める……二人を見ていると、それは「外国人だから」当たり前なのではなく、長年互いを思いやってきた結果のように感じます。

その努力を大切にしてきたからこそ、二人は30年たった今でもお互いを尊敬し、気遣う関係を保てているのではないでしょうか。