
式場選びにドレス選びに、結婚式の準備はなにかと忙しいですよね。しかし式だけではなく、結婚が決まったらハネムーンの準備も同時に進めなければなりません。
結婚式の次の日に旅立ちたいというカップルも多く、そうなると準備に多忙を極めます。しかもハネムーンには夫婦で互いにこだわりがあったりして、ケンカの原因にもなりがちです。
そこで今回は、ハネムーンの上手な決め方と、楽しむコツをお伝えします!
目次
「今しか行けない場所」に絞れば、案外行先はすぐ決まる
ハネムーンの最初の選択になるのがこの“行先”だと思います。旅行したい場所は夫婦でそれぞれに希望があり、なかなか決まらなかったという先輩花嫁たちがほとんどです。
そのもやもやを解消する決め方は、二人で話し合い、できるだけ「今しか行けない場所」に絞ることです。
というのも、結婚したらなかなか休みが合わず、しかもお金のことも気になるし、さらには家族が増えたら遠くに旅行に行くのは難しくなってしまいます。だからこそ、このタイミングをチャンスになかなか行けないような場所を選ぶのがおすすめです。
私の友達は、今しか行けないという部分に焦点を当てて行先を選び、モアイ像を見るためにイースター島に行ったり、マチュピチュを見るためにペルーまで行ったり、カジノ体験をするためにラスベガスに行ったりしていました。
確かに、結婚して何年か経つと「あの時にあそこに行っておけば……」と後悔している夫婦も多いようなので、大胆な選択こそがハネムーン成功のカギとなってくるかもしれません。
「今だからこそできることをしよう」と考えると、候補が絞れ、お互いに納得する行先が案外すぐに見つかります。
日程は「式直後」or「式からしばらく経ってから」のどちらがベスト?
行先が決まったら、次に問題となるのは日程です。式直後かしばらく経ってから行くかの主に2パターンに絞られるかと思いますが、そこはそれぞれの長所と短所を見て決めていきましょう。
まず、式直後にハネムーンに行ったカップルたちの意見を聞くと、「会社に休みをお願いしやすかった」「新婚気分のまま旅行ができて最高だった」との声が挙がります。また、面倒に思える旅の計画も、式の準備と同時進行で行ったことで一気に終わらせることができ、「忙しかったけれどかえってよかった」という人も多いんですよ。
マイナス面を挙げるなら、やはりバタバタとしてしまうことです。「式後は、祝電や贈答品のお礼もしなければならないが、その対応を家族に頼まなければならなく申し訳なかった」「忙しくて、当日パスポートを忘れそうになった」など、ゆとりが持てないことが多いようです。
また、観光先がベストシーズンでない可能性や、疲れたままハネムーンに旅立つので、時差がより響くことも考えられます。
反対に、式後しばらく経ってからハネムーンに行ったカップルは「ゆとりが持てた」「楽しみがあることで仕事が頑張れた」など時間に追われず余裕が持てたという意見が多いようです。
短所を挙げるなら「結婚してしばらくしているから気分が盛り上がらなかった」「時間が経つとお互いお金のことにシビアになっていて100%の気持ちで楽しめなかった」など感情の面でのマイナスが目立ちますね。
これまでは式直後が王道でしたが、最近では、“式前”にハネムーンに行く夫婦も多いです。二人の意見を尊重しながら、ベストなタイミングを見つけましょう。
余裕があれば、個人旅行をおすすめしたい!
行先と日程が決まったらようやく旅の手配に取り掛かります。まず、旅行会社にお願いするか個人旅行にするか決めなければなりませんが、旅行会社にお願いするとツアーで回ることが多い分、旅先のケンカを極力抑えることができるというメリットがあります。
空港からの送迎や、ホテルの手配もしてくれるので、行く前も現地についてからも迷うことなく安心できますね
とはいえ、もし余裕がありそうなら、個人旅行をおすすめします。よりあなたらしいハネムーンになりますよ。まず日程に縛られないので自由な時間が増え、思い通りの時間が過ごせます。観光だけではなく、ホテルに1日いるということもでき、新婚ならではの二人の時間を大切に過ごすことができます。
また、旅行会社を通すとホテルは限られてしまいますが、個人旅行ならホテルも自分たちで選択でき、より盛り上がるでしょう。新婚の二人にとって意外と泊まる場所の雰囲気は大切ですよ。
大切なハネムーン……注意点はある?
旅行会社に頼む場合の注意点は、できるだけ希望を伝えてうまくプランニングしてもらうことくらいです。
個人旅行を選択した場合はやることが多いので、早めの行動が肝となります。まず、大型連休付近の場合はすでに満席のことも珍しくないので、航空券は真っ先に手配してしまいましょう。
また、ホテルも大手予約サイトを使えば、前日までキャンセル料がかからないことも多いので、先に予約をしてしまうのがベターです。後で他のホテルが気になれば、キャンセルをして乗り換えることもできます。
ただ、式直後のハネムーンの場合は、旅行会社を通しても個人旅行でもWi-Fiの確保は確実にしておいたほうがよさそうです。式後はお礼のメッセージを送ったり、出席者らがSNSに投稿してくれていることもあるので、できるだけ確認しやすい環境を整えましょう。
今はほとんどのホテルは問題ないと思いますが、それでも名が知られているのにネット接続が悪いホテルも存在します。特に旅行会社を通す場合は、その点をよく確認してください。
「〇年後にまた来よう」ハネムーンをより盛り上げるポイントとは
ハネムーンは一生に一度の場合が多いですが、そこで終わらせず、銀婚式や金婚式など結婚記念の節目にまた来られたら最高ですよね。そのためにも、ハネムーン先で思い出になるようなスポットを見つけておくといいでしょう。
例えば、サクラダファミリアを見て「完成したらまた来よう」と誓ったカップルや、パリを散歩中に素敵な川辺を見つけて「結婚記念日にまたここで写真を撮ろう」と決め、その場所の絵画をお土産に買って帰ったカップルなんかがいましたよ。数年後のことを二人で誓うなんてなんだかとてもロマンティックですね。
他には旅先でお気に入りのレストランを見つけて、そこでまた食べる約束をしたなんてカップルもいました。せっかくなら二人の思い出を見つけて、“今後に繋げる”ハネムーンにしていきましょう。
一番盛り上がるのは、結婚式かもしれませんが、夫婦にとってはハネムーンが終わってやっと結婚の実感が湧くのかもしれません。しかしハネムーンの思い出は一生残るので、そこでケンカをしてしまっては「もうこの人とは旅行は無理かも」だなんて思ってしまいます。
結婚式だけではなく、ハネムーンも二人にとって大切なイベントの一つですよ。結婚の節目に思い出せるような素敵な時間を過ごしてください。
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