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Writing by 川口美樹

彼氏が重い…重くなる原因とめんどくさいと感じたときの対処法は?

Writing by 川口美樹

彼氏が重い…重くなる原因とめんどくさいと感じたときの対処法は?
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川口美樹 恋愛プロフェッショナル
元俳優。1,000人以上の人生相談経験を元に、恋愛市場への本質的な情報発信を開始。恋愛・結婚・ジェンダー・夫婦・SEX・キャリアについての総合雑誌のような存在を目指し、講演も行う。書籍『なぜあなたの恋愛は思い通りにならないのか?』

・基本的に毎日のLINEは絶対
・何かと「好き」と言わせたがる
・こちらの行動を常にチェックしている
・「本当に俺の事好きなの?」とこちらの好意を疑う
・「会いたい」「一緒にいたい」が口癖
・他の男性と話すだけで不機嫌になる

今の彼に「うぅ、重い…」と思いながら、でも優しいところもあり、愛情を感じないわけではないから、いまいち別れる気にもなれない。なんとか彼の重さを直させる方法はないものか…。

あなたのお悩みはそんなところでしょうか。

さて、大変心苦しいのですが、いきなりあなたに辛い現実を2つ突きつけなければなりません。

一、彼が重たいのはあなたにも原因があるかもしれません
一、今の彼氏との未来に幸せがある可能性は限りなく低いです

「ちょっとそれってどういうことよ!?」と思われたなら、この記事に書かれていることは、きっとあなたの心をかなり揺り動かすことになります。

この先にはきっとあなたが耳を塞ぎたくなるようなことが書かれています。そして僕は、あなたに嫌われる覚悟でこの記事を書いています。

なぜなら、そのほうがあなたの未来が幸せになる可能性が高いと思うからです。

「重いのは愛情の裏返し」は誤解です

いきなり、脅すような書き方をしてしまい申し訳ありません。

僕はあなたやあなたの彼氏をバカにしたいわけでも否定したいわけでもありません。ただ、事実をお伝えしたいのです。

あなたはきっと「彼氏がわたしに重たく接するのは、わたしのことが好きで、本当に愛してくれているからなんだろうな」と考えているのだと思います。しかし、それは誤解なのです。

あなたのことを本当に愛している人は、

・LINEのやりとりを強制することも
・あなたの好意を疑うことも
・友好関係に口出しすることも
・行動を監視することも
・束縛することも

絶対にありません。なぜなら人を愛するということは、

・その人のことを信用し
・全ての意思決定を尊重し
・周囲の人間まで愛する

ということだからです。

重くなることと、愛することの違い

重くなるときは、自分を受け入れて欲しいときです。一方で、人を愛するときは、相手を受け入れたくなるときです。

あなたの彼氏が「愛している人の行動」と180度真逆のことをしている限り、彼はあなたのことは愛していないと言えます。

しかし、彼は本当にあなたのことが好きなのです。好きだからこそ、あなたにのしかかるのです。

その複雑な心理を一個ずつ紐解いていきましょう。きっと「彼」という人間を理解する一助になるはずです。

重い人ってなんで重くなるの?

重い人は「見捨てられるのが怖い」人

男女問わず、恋人に対して重くなる人には共通して「束縛傾向」「嫉妬傾向」「依存傾向」があります。

さらにこれらの傾向に共通している心理が「自分のことを見捨てないでほしい」という願いです。

自分で自分の価値を肯定することができないので、恋人に「依存」することによって「自分は人に好かれる存在なんだ」という自己肯定をしようとしているんですね。

しかしその依存があるがゆえに、少しでも恋人から好意を感じられないと思うと、その自己肯定が揺らいでしまうため、相手を「束縛」することで好意を独り占めしようとします。

そうなれば当然のように、あなたの「好意」が誰かに奪われてしまうことが怖くなり、「嫉妬」する気持ちが強くなるというわけです。

重くなる人は、家族環境が悪い人が多い

では彼がどこでそうなってしまったのかというと、ほぼ間違いなく「家庭」(ないしは育った環境)に原因があります。

先ほど、『彼は自分で自分の価値を肯定できない』と言いましたね?これは「親から愛情を注がれなかった」人が抱きやすい傾向なのです。

幼少期に親という子どもにとって絶対的な存在に愛情を注がれないと、「自分はここに存在していい人間である」ということに自信が持てなくなるのです。

自信が持てないから、あなたを束縛して閉じ込めておこうとしてしまうんですね。

彼が「あなたと付き合ったことで」重くなったわけではない

実は重くなる人は、普段は全くそんなそぶりを絶対に見せません。なぜなら友達にそんなことをしたら嫌われてしまうのが目に見えているからです。

ところがあなたが彼と「付き合うという意思決定をした」ことをいいことに、自分をさらけ出し始めたのです。

もしかしたらあなたは心のどこかで、「付き合う前は全然そんなことなかったのに。わたしがそうさせてしまったのかな?」と考えているかもしれません。

ですがそれは違います。彼は「もともとそういう人だった」のです。あなたと付き合ったことが原因ではありません。

「…あれ、でも冒頭で『彼が重くなる原因はわたしにもある』って言わなかったっけ?」と思いましたよね。

つまり、彼を「恋人に対して重たくなる人」にしたのは彼の育った環境ですが、その「恋人に対して重たくなる」側面を発動させたのが、間違いなくあなただ、ということです。

彼氏が重くなるのは、自分の優しさが原因!?

あなたが「優しい」から好かれてしまった?

あなたはとても優しい人です。なぜなら淡白な人は「重い彼氏なんて無理無理!」と言って、さっさと別れてしまうからです。

誤解を恐れずに言うならば、彼は「重くなっても良さそう」と思ったからこそ、あなたを好きになったと考えられます。

もちろんそれは無意識の意思決定で、打算的にそう思ったわけではありません。

しかし頭のどこかでは「この子は俺のことを無条件で受け止めてくれる」と判断したのです。そしておそらくはあなたの「優しさ」に甘えたのではないかと思います。

さて、ここで一つ意地悪な質問をさせてください。「あなたが彼のことを見捨てないのは、なんだかんだで彼の好意が自分を肯定してくれる気がするから」ではありませんか?

重たい彼氏は優しい彼女とくっつく

恋愛をすると重たくなる傾向にある人は、「ちょっとやそっとのことでは怒らない優しい人」を好きになる傾向があります。

そして「ちょっとやそっとのことでは怒らない優しい人」は、恋愛をすると重たくなる傾向にある人が与えてくれる好意を嬉しく感じてしまうのです。

つまりあなたと彼は付き合うべくして付き合っている、ということです。

「彼が重たくって嫌になっちゃう」と言いながらも、あなたの心の奥底に「それで満たされてる部分もあるんだけどね」という気持ちが隠れてはいないでしょうか?

「そんなわけないでしょう!わたしは彼のことが好きだから別れないの!」と言いたくなる気持ちがあるのは否定しません。

ただ、あなたが「別れない」という選択をすることで、彼の好意を「束縛」していることにはならないでしょうか?

お互いにお互いの好意を束縛し合っているから離れられないのではありませんか?

めんどくさいけど別れたくない、を解決する方法

何も僕は「そんなめんどくさい男とはさっさと別れた方がいい」と言いたいのではありません。

あなたが別れるつもりがないのであれば、その意志を貫くべきです。

しかし、彼と向き合い「重くならない男にしていく」ためには。今以上にめんどくさいやり取りが必要になるのです。

彼の行動とあなたの行動の責任を完全に切り分ける必要がある

まずあなたがとった行動によって、彼の態度が一切変わらなかったとしても、彼を責めてはいけません。

あなたが彼に改善をリクエストすることはあなたの責任下にありますが、そのリクエストに彼が応えるかどうかは彼の責任下にあります。

あなたは彼を変えることはできず、ただ彼が自発的に変わりたくなるように、自分の接し方を変え続けなくてはなりません。

彼に「自分は愛されるべき存在である」と叩き込む必要がある

加えて、彼を「重たくならない人」に仕立て上げるには、とにかくあなたが無条件の愛情を注ぎ、「大丈夫、心配しなくてもあなたは愛されるべき人だよ」というメッセージを叩き込まなくてはなりません。

しかも口だけではなく、行動や態度でそれを証明していく必要があります。彼のリクエストを否定せず、一旦全部聞いてあげることも必要になるでしょう。

とはいえ、彼のいいなりになるということではありません。それは大して面倒なことはでありません。

この工程が面倒なのは、あなたはあなたの意志を持ちながら、彼との価値観を擦り合わせて行く必要があるからなのです。

「別れる」という選択肢は悪いものではない

もちろんこれは個人差のあることなので、ある程度安心させてあげれば、重くなくなる人もいるでしょうし、一向にその気配を見せない人もいます。

あなたの彼氏の「重さ」具合にもよりますが、いずれにせよやれるところまでやるしかありません。

あなたに愛があるなら、「心の底から相手を受け入れたい」と願えるはずです。

しかしそれでも無理ならお別れを選択することも全く悪いことではありません。でなければ今度はあなたが病んでしまう羽目になりかねません。

もし、あなたに彼と向き合っていく覚悟があるなら、愚痴れる友人を確保しておくことをお勧めします。

この時、「場合によっては別れも検討する」とあらかじめ伝えておくと応援されやすいですよ。

「もう無理!」重い彼と別れるときのおもてなし

さて、ここまで読まれてみて、あなたの気持ちはどう動いたでしょうか?

「そこまで言われて黙ってる女じゃないわよ!見てなさい、二人で絶対に幸せになってやる!」と思われましたか?

それとも「わぁ、想像以上にめんどくさい…。わたしにはそこまで責任を取れないよ」と思われましたか?

僕はそのどちらの決断も間違いではなく、否定されるべきものではないと思います。

ただしどちらの場合にせよ「いつか来るかもしれない終わり」に対して準備しておくことは必要です。

最後に「重くてめんどくさい彼」をできるだけ傷つけずに別れを告げる方法をお伝えします。

ハッキリと対面で別れを告げる

これは別に重たい相手に限ったことではありませんが、別れを告げる時は、LINEでもなく通話でもなく、対面でハッキリと伝えることが重要です。

確かにLINEや通話は、相手の反応がめんどくさくなった瞬間に「コミュニケーションを一方的に断ち切る」ことができます。

しかしそんなことをしたら彼が今以上にめんどくさくなることは、あなたが一番よくわかっているはず。

そこはめんどくさがらずにきちんと向き合いましょう。

あなたが重いから、という理由で別れないこと

別れを切り出せば当然相手は拒否するでしょう。

「やっぱり!僕のことが好きじゃなかったんだ!あれは嘘だったんだ!」と喚き立てるかもしれないし、「いやだ!別れたくない!」と駄々をこねるかもしれません。

それでも「あなたのそういうところが嫌なの!」と言ってはいけません。なぜなら「だったら直すから!」と食い下がって来るからです。

重たい恋人に別れを告げる時は、理由を「相手以外」にしなくてはなりません。

「仕事に集中したい」「新しく夢ができたから、そのことに時間を充てたい」などと言って、無理やりにでも何かしらの理由をこじつける必要があります。

ただし、そこに論理性などは必要ありません。彼がどんなに「嫌いになったわけじゃないなら、別れる必要がない!納得できないよ!」と言っても、ここは強行突破です。

「死んでやる!」の言葉には耳を貸さない

別れを切り出すと中には「死んでやる!」と言いだす人もいるようです。

しかしその言葉を真に受ける必要はありません。その場合、あなたの気を引きたくて言っているだけの言葉ですので、実際には死にません。

もし本当に彼が死んでしまうようであれば、精神科に治療してもらうレベルの話であり、それはもうあなたの責任の範囲を悠にこえています。

「わたしのせいでそんなことになってでもしたらたまったもんじゃない」と不安になるお気持ちはわかります。

僕も学生時代にメンヘラ気味の女性に「死にたい…」と何度も言われましたが、彼女は今でも元気に生きていますので、安心してください。

共通の男友達を間にはさむ

もし、彼の対応がやばそうだなと思うようであれば、共通の友人に間に入ってもらいましょう。

第三者を挟むことで、感情的にならずにある程度冷静に話し合うことができます。

できれば男性の方が安心できますが、信頼できる男性の友達がいなければ女性でも構いません。

彼を不用心に傷つけないためにも、二人が冷静になれる環境を整えてから別れを切り出しましょう。

終わりに

冒頭に伝えたことをもう一度繰り返させていただきます。

一、彼が重たいのはあなたにも原因があるかもしれません
一、今の彼氏との未来に幸せがある可能性は限りなく低いです

彼がどんなに重く、めんどくさい相手であろうと、その彼を選んだのは間違いなくあなたです。

客観的に見れば、「重たく接される」ということは「愛されている」ことと真逆の現象です。

ですから今の彼氏との未来に幸せがある可能性も限りなく低いと言わざるを得ません。

ただし、それを愛情だと受け止め、彼を愛していくことは不可能なことではありません。繰り返しになりますが、あなたにその愛情があれば遂行できます。

そして同時に「そんな愛情はない」と諦めるのも大事なことです。

めんどくさいと感じたときの対処法として「別れる」という選択肢があることは責められることではありません。

彼氏に責任を持てないなら、無駄にお付き合いを続けても自分にとっても相手にとっても辛いだけですからね。

関係を継続するならとことん向き合う、その自信がなければきちんと別れる。

「なぁなぁにしたまま付き合う」のだけはやめましょう。それが二人にとっての一番なのですから。