
女子力を磨く上でキーワードとなるのが「モテ」。でも、モテたいと漠然と願っていても、その先にあるものは見えていますか? 誰かから好かれることで、一体何を得たいのでしょうか。それは明確ですか?
もし、やみくもに「モテたい」と願っている場合、もしかしたらさらなる心の病みに飲み込まれてしまうかも……。
目次
女子力磨き=女子ヒエラルキーの上位に入ること。その狙いは!?
女子力を磨く……これはつまり、キレイになったり、オシャレになったりして、女子のヒエラルキーのなかで少しでも上にいこうという努力。その根底には、モテて人よりいい生活がしたい、優位にたちたいという欲望を持っている人もいます。
一昔前までは、女性は結婚したら家庭に尽くすという文化がありました。配偶者だけでなく婚家の親族や子どもに尽くし、家事と育児の担い手になることが、生きていくための手段でもありました。当時は永久就職という言葉もあったほどです。
ところが現在は、女性も経済力を持ち、結婚をしなくても生きていけるようになりました。そのため、結婚は生活の手段というよりも、“よりヒエラルキーの上位にいくもの”“自分の夢や願望を叶えるためのもの”だと考える人も出てくるように。
よい収入の男性と結婚して今よりいい生活を送りたい、結婚してもキレイでいつづけて「ステキなママ」って言われたい、子どもとオシャレなファッションを身につけて「可愛い!」って褒められたいという人……いますよね。そういう人たちに共通するのは、「自分のための結婚生活を望んでいる」ということ。つまり、無意識に配偶者も子どもも自分の魅力を高め承認欲求を満たすためのアイテムかのようになってしまっているのです。モテたくてモテたくて結婚した人は、なかなか「人のために」という部分を育てられていません。
人のためにお金を使うことができないでいると家計のやりくりができませんし、人のために労力を使えないでいると家事が次第におろそかになってしまいます。子どもができても女子力磨きを止められず、ネイルやエステにお金を使ってしまい生活費を圧迫してしまうことにもなりかねません。子どもを預けてエステにいくのは悪いことではないかもしれませんが、家計に影響を及ぼすほどでは本来優先しなければならないことがぶれている状態です。
そもそも、女子力を磨くことで自分を保っている人は自分を犠牲にできないため、結局は家庭に入れないという人も多いです。そうなってしまうと、何のために女子力を磨いているのか分からなくなってしまいますね。
チヤホヤ欲求はさらに危険!? 1つの愛も手に入れられない可能性が!!
モテたいと思っている人のなかには、いろんな人からチヤホヤされたいという願望を持っている場合もあります。これはさらに危険。
多くの男性からチヤホヤされることで「私はモテる!」と実感することがステイタスの人もいれば、心が乾燥しきっていてとにかく寂しいから「毎日いろんな男の人と会わなきゃ」という人もいます。共通しているのは、心が潤っておらず自信もなく、心にぽっかり空いた部分を埋めるためにチヤホヤされることを願っているということ。
実は彼女たちは、心のどこかで知っているんです。自分が本当はモテないということを。でも、そこと向き合うのが恐くて、上辺だけのモテを手っ取り早く求めてしまっているんです。
なかには、寝た男性の数を数えていて女子会で「今月で何人になった」と公表したり、関係を持った芸能人がどれくらい人気があってどれくらい寝たと手帳に書いたりしている人がいます。女友達に「〇〇さんとHしちゃった」などと報告すると「いいなあ!」と羨ましがられて、一瞬は得意げになれるかもしれません。でもこれは錯覚で、満たされるのはほんの一時。すぐにむなしくなるのは目に見えています。何故なら本命になれる可能性は限りなく低くく、そのことを自分でも分かっているから…。
結局、負のループに入り込んでしまいます。寂しいからチヤホヤしてくれる男性になびき一夜限りの関係を結ぶ、でも「この人がいるから大丈夫」という安心感を得られないため、また別のチヤホヤしてくれる男性を探しにいく……。もちろん自分も「相手のことがすごく好き」というわけではないので、愛する満足感も得られません。欲しい欲しいばっかりで与えることがないため、いつまで経ってもにこころが満たされないままなのです。
出会った男の人がたまたまいい人で、全力でぶつかってきてくれて変わることができる人もいますが、それは“運がよかっただけ”。また、子どもがデキてしまった流れで家庭に入ってしまったけれど、子どもへの愛情が芽生えることで落ち着くケースもまれにあります。これは愛する喜びを知ったことで、愛をきちんと受け入れることができるようになったという成功例。しかし、本質的にこころの状態が改善してない場合、この運や成功例に巡り合う確率はかなり少なくほぼギャンブルです。では、一体どうしたらいいのでしょうか。
取り組みやすいのは、コミュニケーション能力を磨く、伝え方に気を配るというもの。次回は「正しい女子力の磨き方」についてまとめていきたいと思います。
【山名裕子】
メンタルオフィス「やまなmental care office」代表臨床心理士。
大学にて心理療法の心得と技術を学び、2013年に臨床心理士の資格を取得する。主に認知行動療法によってカウンセリングをすすめ、心の専門家としてメディア出演をはじめ幅広く活動中。
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マイペースに使えるため、やみくもに「モテたい」危機感を感じることもないでしょう。