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2019.01.17 コラム

Writing by 川口美樹

付き合うとは何か?付き合ってから何をするべきなのか男女別に解説!

Writing by 川口美樹

付き合うとは何か?付き合ってから何をするべきなのか男女別に解説!
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川口美樹 恋愛プロフェッショナル
元俳優。1,000人以上の人生相談経験を元に、恋愛市場への本質的な情報発信を開始。恋愛・結婚・ジェンダー・夫婦・SEX・キャリアについての総合雑誌のような存在を目指し、講演も行う。書籍『なぜあなたの恋愛は思い通りにならないのか?』

「付き合うってどういうこと?」
「何をしていれば付き合っていることになるの?」
「告白がなければ付き合うことはできないの?」

そんなことを考えているあなたはきっと、「あの人との関係をはっきりさせたい」と思っているのだと思います。

そんなあなたに世の中は「彼からの『付き合おう』という言葉をもらわないとダメだよ」、とか「あなたから『ねぇ、私たちって付き合ってるの?』って聞かないと」とか、わかったようなアドバイスをしてくると思います。

でも、そんな簡単なことで納得できるなら、さっさと白黒はっきりさせていますよね。

そんなことが知りたいんじゃないんです。そんな簡単な言葉では済まされない二人の関係の輪郭をハッキリさせたい、それが本音なのではないでしょうか?

そしてそう思うのは、今の関係を続けることが幸せに繋がるのかそうでないのかを知りたいから、ではないでしょうか?

世の中には単純に「恋人」だけでくくれない関係、というものが存在します。

恋愛のプロとして色々な人の「お付き合い」を見てきて思うのは、恋人になること、あるいは友達になることはただの「関係性への名付け」でしかない、ということです。

大事なのはその関係性が自分にとって、幸せな関係なのか、はたまた不幸になる関係なのか、そこを見極めることなのではないでしょうか?

学生のお付き合いと、社会人のお付き合いの違い

女性の恋愛相談の中で頻繁に登場する悩みとして、『彼が忙しくてなかなか会うことができないのが寂しくて、付き合っている意味があるのかわからなくなる』といった悩みがあります。

こういった悩みを抱えている人は、学生時代のお付き合い観を、社会人としてのお付き合い観にそのままはめ込んでしまっています。子どもの恋愛と大人の恋愛を履き違えている、といってもいいかもしれません。

学生時代の恋愛観で重要視されるのは「一緒にいる時間」

学生時代のお付き合い観を持ったまま社会人になると、相手と会えないことに不満を抱きます。

なぜなら学生時代のお付き合いは、「一緒にいる時間の長さ」で構築されることが多かったからです。

学生時代のお付き合いを思い出すと、登下校を一緒にしたり、土日にデートに出かけたり、お互いの家に遊びに行ったり、「時間を共有すること」が優先されていたのではないかと思います。

学生時代は、お互い精神的にも未熟な時期ですから、自分たちとしても周囲から見ても「できるだけ一緒にいること」で恋愛をしているんだという自覚を持ちやすい時期です。

これは「学校」という場所にいる時間が長いことも関係しています。

部活のエースとマネージャーが惹かれあって、図書室で一緒に勉強するようになって、文化祭の実行委員で知り合って、など「学生活動」と「恋愛」が結びつきやすい環境が学校である、ということですね。

しかし、社会人になるとこの恋愛観は通用しなくなります。

社会人の恋愛観で重要視されるのは「共有している感情の数」

社会人になると、学校のように「日常の延長に恋愛がある」環境が少なくなります。

恋活・婚活といった言葉があるように、出会いを探したり、人脈を広げたり、趣味の範囲を広げて行く中で、ある種「意図的に」起こしていくところが学生の恋愛とは大きく異なります。

もちろん職場恋愛などの形などもありますが、社会人のベースは「仕事」におかれます。

そうなればお互い会えないことも増えますし、会える時間が取れたとしても日常の疲れを癒すことを優先されることだってあるでしょう。

つまり、「一緒にいる時間だけ」では関係は深まっていきません。逆に、一緒にいられない時間で何をするか?に力点が置かれるのです。

そこで重要視されるのは、どれだけの時間を過ごしたか?ではなく、どれだけの感情を共有したのか?ということ。

辛いこと、悲しいこと、嬉しいこと、頑張ったこと、ムカついたこと、不安なこと、楽しいことなどなど、いろんな感情を共有しお互いを知り、愛し合っていくことによって、お付き合いをするということの輪郭を学んで行くのです。

お付き合いの本質は「支え合うこと」にある

そう考えると、お付き合いの本質は、休日に一緒に遊ぶことではない、ということがわかりませんか?

お付き合いの本質は、お互いの存在がお互いにとっての支えになっていることにあります。

「恋人」であったり「友達」であったり「夫婦」であったり関係の形は様々ですが、いずれにも共通するのは「支え合い」です。

会えない時こそ愛おしくなれる関係かどうか

それは仕事やプライベートで壁にぶち当たった時に、ふと相手の顔を思い出して「もう一踏ん張り」と思えるような関係であり、

何かの誘惑に負けそうになった時に、「あの人が悲しむことはやめよう」と自分の心を正そうという気持ちが湧いてくるような関係であり、

別に頼まれたわけじゃないんだけど、「こんなことしたら喜んでくれるかな?」って勝手に考えてしまうような関係であり、

頻繁に会えなかったとしても、会えない時にこそ相手の顔が思い浮かび、それによって生活がメリハリのあるものになっていて充実していること、それが「付き合う」ということではないかと思うのです。

告白・プロポーズはキッカケにすぎない

僕は、告白したから付き合える、プロポーズしたから結婚できる、という短絡的な発想には反対しています。なぜなら「口だけならなんとでも言える」から。

恋人になれても不幸そうにしている人もいれば、夫婦になった瞬間に恋が冷めてお別れすることになるカップルもいます。

つまり告白などの言葉によってあなたが今の関係性に名前をつけられたとしても、そのあとの二人の関係性にはほとんど影響がありません。

大事なのは、前述したようにお互いの存在によってお互いの人生が充実すること。それが成し遂げられているのであれば、告白していようがいまいがあまり関係のないことなのです。

体だけの関係だって、立派な「お付き合い」です

と、ここまで僕が「告白によってしか成り立たない一般的なお付き合い」に疑義を投げかけるのも、自分の個人的な体験があるからです。

初体験はセフレでした

実は僕の初体験のお相手は、「恋人」ではありませんでした。新宿駅で逆ナンされた歳上の女性だったのです。

詳細は省きますが、結果的にその人とは2〜3年ほど関係が続きました。そしてそれは「恋人として」の関係ではありませんでした。

外から見れば、セックスもできる友人、文字通りのセフレだったと思います。一応断っておくと、お互いに話し合った結果、その関係が一番ストレスがなく合意の上でそうなっています。

その方には仕事の相談をしたこともありましたし、相手の「一目惚れした男性」についての相談に乗ることもありました。

居酒屋で飲んで帰るだけの時もあれば、家に行っても身体を重ねなかった時もありました。

当時の僕らにとっては、恋人でいないことの方が居心地が良かったのです。

その話を聞いた友人に「それ”セフレ”っていうんじゃないの?」と言われて初めて「あ、これがセフレか」と自覚したほどです。

カラダの関係は、悪いものではない

とは言え、世間的なセフレの解釈である「セックスをする”だけ”の関係」には違和感を抱きました。

当時こそ「自分の都合の良い解釈をしているだけでは?」とも思っていましたが、色々な恋愛関係を見るようになって、いわゆる「カラダの関係」が必ずしも悪ではないという確信を持つようになりました。

ここ最近、医療の世界でも「セックス外来」というものができるほど、男性女性ともにパートナーの性嫌悪や性障害に悩んでいる人が増えてきているのです。

そしてそれらの多くは心因性のものであることが多く、本人が「病気だ」と自覚していないことも多いのです。

それゆえに「彼を満足させてあげられないわたし」に傷つく女性がいたり、「妻だけED」という症状に悩まされる男性がいたりするのです。

そういった救われない人たちのための一時的な受け皿としても「カラダだけの関係」が存在することには価値があると思います。

いずれにせよ、恋人の方が素晴らしくて、セフレの方が悪いということではないのです。

大事なのは、その関係によって本人たちが「支え合うことができているのか?」ということなのではないかと思うのです。

友情と恋愛感情は何が違う?

では、友達に抱く「友情」と、好きな人に抱く「恋愛感情」は何が違うのでしょうか?

例えば、あなたの友達に恋人ができた時、それを素直に祝福できるのであれば、それは友情でつながっている関係であると言えるでしょう。

しかしそこにわずかでも嫉妬心やモヤモヤする感情がうごめくなら、それは単なる友情とは違うものがあると考えるべきでしょう。

友情は理性で結ばれる絆、恋愛感情は本能で結ばれる絆

友情は信頼関係を崩さない限りずっと続いていくものです。それはある種「理性で結ばれた絆」だとも言えるでしょう。

しかし恋愛感情は信頼関係が崩れていなかったとしても、ある日ピタッとなくなることがあります。

おそらくそれは恋愛感情が「本能で結ばれる絆」であるからでしょう。

もちろん、友情のみが理性で、恋愛感情のみが本能で、と切り分けたいわけではありません。同じ相手に二つの感情が混ざり合うこともありますし、相手によってその濃淡は様々でしょう。

友情では片付かない感情だから付き合う覚悟が必要

ただし、一般的には恋愛感情の方が脆く崩れやすいものだと認識しておくべきだと考えます。

恋愛感情は、友情だけでは片付けられないからこそ湧き上がり、友情だけでは片付けられないからカラダを重ねたくなるのではないでしょうか。

その分、お付き合い始めるにあたって、その関係を壊さないように大切に育んでいくことが必要になります。

恋愛感情でお付き合いを開始する、ということは恋愛感情でお別れをする可能性がある、ということを受け入れることとイコールなのです。

もしその覚悟が持てないなら、友達以上恋人未満の関係に甘んじておくのもアリです。

逆に別れる覚悟もないのに、恋愛感情でお付き合いを開始することはお勧めできません。

付き合う意味なんて自分で決めるもの

お付き合いの新定義

少し長くなってしまったので、一旦ここまでの意見をまとめさせてください。

  • お付き合いの良し悪しは一緒にいる時間の長さでは測れない
  • それよりも共有した感情の多さで測るべき
  • セフレだろうと恋人だろうと、その関係性の「名前」に意味はない
  • 別れる覚悟も持てないまま、恋愛をすべきではない
  • 支え合うことで、お互いの生活が充実しているかが大事

以上のことをまとめると、「付き合う」関係というのは、『その関係性のラベリングによらず、共に過ごす時間によらず、お互いの存在によって支えられ、お互いの生活が充実している関係であり、それを維持する覚悟を持てている関係』と定義することができるのではないかと思います。

さて、この定義に対して、あなたがもしYESだと認識をしてくれるのであれば、「付き合う意味」は自分たちで見出していくものだ、という主張にも同意していただけるのではないかと思います。

人と付き合う意味なんて誰も教えてくれない

あなたは今、「この関係を続けていくことに意味なんてあるのかな?」という不安を抱えているかもしれませんね。

失礼を承知で申し上げると、「そんな不安、考えるだけ無駄」なのです。

人間関係なんてそもそも意味があるものではありません。

意味があるからお付き合いを続けるのではなく、お付き合いを続けていくから意味を見出せてくるのです。

そしてそのご縁にどんな意味づけをするのかは完全にあなたの自由なのです。

「こんな関係を続けていてもわたしにはなんのメリットもねぇわ」とスッパリ切ることもできますし、「この関係があるからこそ、自分の気持ちが落ち着いている部分もある」と承認することもできるのです。

誰かとお付き合いをする意味なんて誰も教えてくれないし、そこに正解もありません。

自分で意味づけをしてその意味を成すために相手と向き合っていくことの方がよっぽど重要です。

【男女別】付き合うことへの価値観の違い

とはいえ、世の中の人たちはこんなに真剣に「付き合うこと」について考えているわけではありません。

みんななんとなく「こういうことが付き合うってことじゃないの?」とボンヤリ思っているものです。

そして、あくまで傾向性ではありますが、やはり男女によって「大切にしている価値観」が異なります。

女性は「言葉」による約束を重要視している

先ほど、「口ではなんとでも言える」と言いましたが、それでも女性は男性の「言葉」を大事にしています。

なぜかと言えばそれによって安心できるからです。

女性の多くは、男性からの言葉(その多くは告白であることが多い)によって、二人の関係を定義できるようになります。

ですから男性側の立場になれば、「告白なんてダサくてできないよ」と変な見栄を張らずに、真剣な交際を求めるなら「付き合おうよ」と断言をした方がいいのは間違いありません。

またそれなりに恋愛経験を積んできた女性は「付き合おうとはっきり言わない男は疑わしい」という考えを持っています。

変な疑いをかけられないためにも、そして安心して関係を深めていくためにも、行動よりも先に言葉を持ってくることは一つの優しさだと言えるでしょう。

男性は「言葉」よりも「行動」を重要視している

一方で、男性は「言葉」を女性ほどは重要視していません。

前述のように変なプライドが邪魔しているせいもあるのですが、「今、ここにこうしてお前といること自体が付き合っている何よりもの証拠だろう」と考えていることが多いのです。

もちろん『都合のいい女』をキープするために名言を避けている場合もありますので見極めは必要です。

ただし、恋愛経験の少ない誠実なオクテ男子でも言葉にしないことがあるので要注意です。

お相手がオクテ男子だった場合、「私たち付き合ってるんだよね?」と確認することは、「俺って信用されてないんだな」と受け取られ、マイナスに働く可能性があるのです。

それよりも彼の「行動」を見るようにしてあげること。自分を大切にしてくれている、行動からそれが伝わってくるのであればそのままでもいいのです。

前述のように、あなたと彼が支え合う関係性になれているなら、無理して彼に「言葉」を求める必要はないのです。

結論:関係性の名前ではなく、中身に注目しよう

人と人がお付き合いをする、人間関係を築く、そこには正解も不正解もありません。

恋人だろうとセフレだろうと友たち以上恋人未満だろうと、そのラベリングにあまり意味がありません。

その関係にどんな意味づけをするのかはあなた次第であり、その意味づけを元にどう関係性を深めていくのか?それを二人で話し合い、実行していくことが重要です。

ただし「幸せになる関係」と「不幸になる関係」は存在します。

例えば不倫などは、婚外恋愛などの「家庭には踏み込まない」程度のものであれば、プラスに働くこともありますが、それが加熱するあまり家庭に踏み込んで家庭まで壊すことになると不幸につながってしまうこともあります。

そこで「どこまでが不倫で、どこまでが婚外恋愛?」という境界線を引くことはあまり意味がないのです。

繰り返しになりますが、関係性の名前のいかんによらず、お互いの存在によってお互いの生活が充実していること、幸せを感じられていること、がとても重要です。

もしあなたが今、彼との関係において不幸に感じることが多いのであれば、そこに「別れ」という選択肢を持ち出すことは何も悪いことではありません。

逆に、特に何も不幸もなく充実しているのであれば、言葉によってはっきりさせても良いでしょうし、ハッキリさせずにそのままにしておいてもいいのです。

一番大事なのはあなたが幸福感を感じていること。それ以上を求める必要もないし、それ以下に甘んじる必要もないのです。

自分と彼との関係性に悩んだときは、二人の関係の「名前」にこだわらずに、中身に注目するようにしましょう。

そうすれば「付き合うとはどういうことか?」という質問に対するより本質的な答えが見えてくるのだと僕は思うのです。

川口美樹
元俳優。1,000人以上の人生相談経験を元に、恋愛市場への本質的な情報発信を開始。恋愛・結婚・ジェンダー・夫婦・SEX・キャリアについての総合雑誌のような存在を目指し、講演も行う。書籍『なぜあなたの恋愛は思い通りにならないのか?』
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