
「ペアーズ(pairs)は会員数が多いけど、サクラがいるんじゃないの?」「危険な業者やユーザーは紛れ込んでいない?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、筆者が実際に1ヶ月ペアーズを使用してサクラや業者が存在するのかを検証した結果、サクラはいないと判明しましたが、不審な「業者」を発見しました!
サクラと業者の違いやペアーズに潜んでいる業者の特徴、見分け方、危険性と対策方法も解説しています。
この記事を読めば「ペアーズにサクラがいない理由」が分かり、「業者を避けて安全に出会える」ようになるため、ぜひ参考にしてください。
目次
そもそもサクラとは?業者との違いを解説
そもそもサクラとは?
- ・運営に雇われた偽の会員
- ・サクラとは絶対に会えない
- ・会員数を多く見せるために雇われる
- ・男性会員を課金させようとする
サクラと業者はよく同じだと思われがちですが、実態は似て非なるものです。
本項では、サクラと業者の違いについて解説しています。
サクラとは運営に雇われて一般利用者になりすました偽ユーザー
サクラとは、運営に雇われた会員を指し、会員数のかさ増しやユーザーに「いいね」や「メッセージ」送って有料課金させるのが目的です。
メッセージがポイント制の小規模なアプリに存在しており、仕事でメッセージをやり取りしているため、絶対に出会うことができません。
現在、サクラを雇ってマッチングアプリを運営することは、詐欺罪にあたるため減少傾向にありますが、一定の注意は必要です。
サクラと業者は目的や手口が異なる
サクラ | 業者 | |
---|---|---|
雇い主 | アプリ運営元 | アプリ外の第三者 |
目的 | アプリ内の課金促進 | 勧誘・詐欺など多様 |
標的 | 無料会員 | 業者に無知な会員 |
手口 | アプリ内のみ | アプリ外に誘導 |
特徴 | ポイント課金制に多い | どのアプリにも存在 |
サクラはアプリを流行らせるための会員数かさ増しや課金誘導を目的としているのに対し、業者は金銭や個人情報を目的として活動しています。
どちらも偽会員である点は共通しているので間違えやすいですが、サクラの活動はアプリ内に留まるのに対し、業者はアプリ外で利益を得ようとするのが特徴です。
例えば、「投資やネットビジネスに誘われた」「URLが送られてきた」といったやり取りをされた会員は、マルチ商法勧誘や外部サービスへの誘導を目的とした業者と考えられます。
業者はサクラと異なり、被害は個人情報の漏洩や金銭のトラブルに発展する可能性があるため、業者と思わしきユーザーには一切やり取りせず、関わらないようにしましょう。
結論:ペアーズにサクラはいないが業者はいる
結論から言うと、ペアーズにサクラはいませんが、業者は僅かに存在します。
ペアーズは上場企業のグループ会社が運営なのでサクラを雇うリスクが高い反面、豊富な会員数と定額制の料金体系であるため、サクラを雇うメリットは少なく、サクラを雇う必要がありません。
しかし、金銭や個人情報を目的としてアプリを悪用する業者は、日々新たな手口で紛れ込んでくるため、ペアーズの運営側がいくら監視体制を強化しても、完全に排除はできていないのが現状です。
まずは、ペアーズにサクラがいない理由や僅かに存在する業者の実態や、ペアーズが安全に出会えるのかどうかを解説します。
ペアーズにサクラがいない理由
ペアーズには、リスクを犯してまでサクラを雇うメリットがありません。本項ではペアーズがサクラを雇う必要がない理由について解説します。
サクラを雇うリスクが高い
まず、ペアーズがサクラを使うことは「違法行為」になります。
現在マッチングアプリの運営は、「出会い系サイト規制法」を守って行う必要があり、サクラのバイトを雇っていることが発覚すれば詐欺罪に問われる可能性があるため、リスクが高いです。
ペアーズを運営する「株式会社エウレカ」は、世界最大級の恋愛・結婚マッチングサイト「マッチグループ」の傘下に入っています。
十分な会員数を有しているペアーズが、グループや会社の信用を失うリスクを犯してまでサクラを雇うのは考えにくいでしょう。
料金が月額課金制のためサクラでは儲からない
ペアーズは月額料金定額制のため、サクラを雇っても会員の課金額は増やせません。
そもそもサクラはメッセージを多くやり取りして、ユーザーにポイント課金させることを目的としていますが、ポイント制のアプリと違って、ペアーズの有料会員はメッセージを何通送っても料金が増変わらない仕組みです。
ペアーズは、サクラが会員をそそのかしてメッセージの返信や開封を促しても、会員が払う料金は変わらず運営にメリットがないため、サクラはいないと言えます。
業者はわずかに存在するが過度な心配は無用!
ペアーズは24時間365日業者を監視していますが、完全に排除することは難しいです。
しかし、ペアーズは業者を排除する仕組みが導入されており、潜んでいる業者の数は少ないため、過度な心配は要りません!
本人確認バッジで業者を見分けることが可能
本人確認の手順
- 公的証明書をアップロード
- 証明書を送信する
- 正面写真を撮影・送信する
- 首振り動画を撮影・送信する
ペア―ズでは、メッセージをする前に「証明書」「正面写真」「首振り動画」の提出が必須であり、確認済のアカウントには「本人確認バッジ」が付きます。
ペアーズでは「本人確認をバッジ」を確認することで、写真の照合や公的証明書を用意できない業者のアカウントを見分けることが可能です。
運営が業者を随時監視して排除を行っているため出会う確率は低い!
ペアーズを1ヶ月使ってみた結果、見つけた業者は6人で遭遇率は5%ほどでした。
運営が24時間365日体制で監視しているため、業者と出会うことは滅多にありません。
通報やブロック機能で不審なアカウントは排除されていますが、運営の目を逃れた業者はターゲットを選んで「いいね」を送って接触してくる場合があります。
特に、初めたばかりの会員は、業者に狙われやすいので、不審なアカウントには注意しましょう。
ペアーズに潜む業者の見分け方
ペアーズで業者を避けて健全な出会いを叶えるには、業者の見分け方を知っておくことが第一です。
プロフィールや写真、メッセージで業者が特によく使う言葉など、見分ける方法をお伝えします。
「自由」「投資」「好きなように生きる」のキーワードに注意
Tinder タップル Pairsで 日本人と偽ってた中国人らとの会話を貼ってみるw
タップルとPairsは月額会員になった瞬間にメッセージが来たw
他にロシア人とかマレーシア人も来たけどメッセージで「ビットコインか投資勧誘ですか?」と聞いたら無回答w年確や本人確認もしてた
女性ユーザーですw pic.twitter.com/lCgGDLyhlE— 小玉Msize=宮城♂ (@gDmJH7gdxuLfbhg) December 1, 2020
ペアーズでは、自己紹介に「自由」「投資」「好きなように生きる」の記載に注意が必要。ペアーズは「交際相手を探す」アプリのため、プロフィールに自由や投資の話を全面に出す人は普通ではありません。
「自由」「投資」「好きなように生きる」という言葉を自己紹介文に書いている、またはメッセージで送ってくる相手は、ほぼ確実に勧誘業者です。
話に乗ってしまうと、実際に会って講座や教材などの購入を勧めてきます。
購入しても成果に繋がらない詐欺商材を買わされるだけなので、メッセージで接触してきたら通報してしまいましょう。
素人離れした撮影・加工がされている写真
ペアーズは国内一位の会員数を誇るマッチングアプリなので、もちろんイケメンや可愛い子に出会える確率は低くありません。
しかし、プロフィールにも難点がなく、あまりにもイケメン・可愛い写真が設定された場合は、作り込まれた嘘のプロフィールの可能性があります。
ネット上にある美男・美女の写真を不正に流用するのは、業者の常套手段!
あまりにも美男・美女からアプローチされた場合は、メッセージをやりとりする期間を長めにして様子をみるのがベターです。
将来の夢や今の生活に不満がないかを探ってくる
プロフィールはそこそこ普通にしておいて、メッセージで釣られやすいターゲットかどうかを探ってくる業者も存在します。
例えば「今の収入で満足している?」「将来の夢は?」など、夢や不安といった言葉を使い探ってきたら怪しみましょう。
また、業者は女性アカウントに多いと思われがちですが、実は男性アカウントにもなりすましています。
女性をターゲットにする場合は「稼げる」「キレイになれる」という路線から狙って来る傾向があるので、女性もご注意を!
プロフィール写真に海外旅行や高級料理を何枚も掲載
特定のキーワード以外で効果的なのが、プロフィール写真に海外旅行や高級料理を何枚も掲載していないか確認してみることです。
特に高級料理の画像はネット上から入手しやすいため、業者が高収入な人物を演出する手口に使われることが多くあります。
一見するとセレブな生活を送っている一般ユーザーにも思えますが、ペアーズは年収が抜けて高い「ハイスペック志向」の会員は少なく、そのようなアピール自体が怪しいです。
マッチング後に「私のように稼ぎたくありませんか?」と勧誘するための伏線であると考えるのが妥当でしょう。
すぐに「会いたい」と不審なメッセージを送ってくる
プロフィールや写真以外では、相手がマッチング後すぐに「会いたい」とメッセージを送ってきたら警戒しましょう。
例えばマルチや宗教勧誘目的の業者は、メッセージをやりとりしている時点で業者だとバレてしまうと、実際に会ってからの勧誘行為ができなくなるので会う約束を急ぐ傾向があります。
また、マッチングアプリでは会う約束のついでに連絡先を交換する方が多いため、個人情報収集業者がLINEやメールアドレスを聞く口実として「会いたい」と言ってくるケースも。
個人情報収集業者の場合は、連絡先を教えた途端に連絡が途絶え、会う約束は果たされません。
業者は「本人確認フィルター」で対策できる
本人確認フィルターの利用方法
- マイページの「会員ステータス」をタップ
- 本人確認を「ステップ2」まで完了する
- 検索条件の「本人確認済み」をオンにする
「本人確認フィルター」とは、検索条件に本人確認済みの相手のみが表示できる機能。マイページの「会員ステータス」で本人確認を完了後、検索条件の「本人確認済み」をオンにすることで利用できます。
業者は公的証明書を複数用意することができないので、本人確認を行っている可能性が低いと考えられます。
そのため、業者を避けてペアーズを使いたい方はなるべく本人確認フィルターをオンにして利用しましょう。
体験談:ペアーズで筆者が出会った要注意人物を紹介
筆者がペアーズを1ヶ月間使って、実際に出会った要注意人物の特徴と手口を紹介!
ペアーズ内で実際に業者と出会ってしまう確率は約5%と低いですが、業者の傾向や手口を知っておけば、トラブルを回避できます。
①情報商材系女性アカウント
情報商材系業者のプロフィール例
- ・職種が経営者・役員、投資家、自由業
- ・休日が不定期
- ・前の仕事がハードだったけど今は自由
情報商材系アカウントの目的は、仮想通貨や株、FXなどの投資系商材を売り込むことです。
メッセージのやり取りで仕事の話題から収入面の不安を聞きだし、「ノウハウが分かれば楽に稼げる」などと言って売り込んでくるケースが多く見られます。
実際に会う際に第三者を入れて勧誘してくることもあるので、会う場所や時間を事細かに指定されたり、複数人で会っても良いかと聞かれた場合は注意が必要です。
マッチングアプリの、ペアーズで会った女性の方がまさかのアムウェイやったん最悪やったな笑笑
マッチングアプリは二度とやらん— よう© (@730_yosuke) January 17, 2021
②マルチ系男性アカウント
口コミの中でも特に多いのが、マルチ商法関連の勧誘を受けたというものです。
マルチ商法とは「ネットワークビジネス」や「MLM」とも呼ばれますが、マルチ商法自体に違法性はありません。
しかし、純粋な出会いではなく勧誘目的でマッチングアプリを悪用しているため、業者として警戒すべきアカウントと言えるでしょう。
マルチ商法で有名なものにアムウェイがありますが、その他にも旅行に関連したものやファスティングサプリの販売など様々なマルチ系アカウントが存在します。
マルチ系業者のプロフィール例
- ・職種が自営業(旅行業)、自由業、講師業
- ・「人とのつながり」「友達探し」「人脈」「情報交換」等のフレーズ
- ・自己紹介文の末尾に謎の文字列
マルチ系業者の場合、同じ組織の人同士で、マッチングしないように秘密のサインを自己紹介文に記載していることがあります。
意味不明な文字列が書いてあるのを見つけたら、業者確定です。
ペアーズで会ったマルチ商法野郎にスタバ奢った
— たけっち@真の新米サポーター (@taketti_TJ21) January 29, 2021
③副業系女性アカウント
情報商材系業者のプロフィール例
- ・本業の傍ら副業で稼いでる自慢
- ・札束写真
- ・副業コミュニティに入っている
副業系の業者アカウントでは、主にアフィリエイトなどと言って副業の売り込みをしてきます。
ブックメーカー(スポーツ等の結果を予想する賭博)やオンラインカジノなどのゲーム広告アフィリエイト等が有名です。
また、怪しいモデルやバイトも副業という名目で勧誘してくることがあります。
ペアーズで絡んだ女の人ほぼ副業やってるとか言い出すのなんなんだ?即ブロ安定🤗
— カネキ (@Kanekiti_2080) January 25, 2021
番外編:サクラだと勘違いしやすい一般女性の特徴
サクラがいると思っている男性の多くは「一般女性」を「サクラ」と勘違いしているかもしれません。
ここでは、サクラと勘違いしやすい一般女性の特徴を解説します!
マッチングしたのにメッセージを返してこない
男性が「サクラ」を勘違いしている理由に、マッチングしたのにメッセージを返してこないパターンがあります。
多くの女性は、ただ「マッチングしただけ」という男性を警戒しており、女性がメッセージを返さない理由は「男性からメッセージを待っているから」なんです。
そのため、マッチングできたら自己紹介や挨拶を兼ねて、先にメッセージを送る習慣を付けましょう。
先にメッセージを送るだけで返信率は上がり、普通にやりとりができて解決することが多いですが、先にメッセージを送ったけど返信がない場合には、以下の理由が当てはまります。
メッセージを送ったのに返信をしてこない
女性は多くの人とやりとりしたいけど、実はメッセージやプロフィールで返信する相手を選んでいます。
女性のいいねやマッチング数は、ペアーズだけでなくマッチングアプリ全体で男性と比べると数倍。メッセージを送ったのに返信をしてこない理由は、女性が大量にいいねやマッチングをしているからなんです。
そのため、一般女性の多くは、マッチング「したくない相手とマッチング」しません。
いつまでも返信がない場合は、メッセージに問題があったかもしれないため、最初のメッセージに気をつけて無視されないようにしましょう。
ペアーズに潜む業者に騙されないための対策方法
ペアーズに潜む、業者に騙されないための対策方法は、主に以下の4つです。
全ての方法が、同じ業者に通用する訳ではないため、覚えて実践してみましょう。慣れてくれば自然に対処できるようになります。
プロフィールやコミュニティに「勧誘はやめてください」と記載する
マッチングアプリあるある😌
💡とにかくマルチ商法が怖い
ネットの出会いで怖いのが何と言ってもマルチ商法ですよね…
ペアーズならコミュニティという趣味等の集まりがあります
「マルチ商法勧誘お断り!」の様なアンチマルチコミュニティに入りましょう😊#マッチングアプリ pic.twitter.com/PmjCvMgMXt— いっかす@婚活先輩 (@hajiconmens) August 11, 2020
プロフィールに「勧誘はやめてください」と記載したり、「勧誘お断り」のコミュニティに加入して、業者に「勧誘しても無駄」「ターゲットではない」とアピールする方法があります。
業者は、ターゲットを探すためにアプリを使ってユーザーを検索しているので、プロフィールに記載しておくと特に効果的です。
しかし、遊び目的や気軽な出会いを求めているユーザーからは真剣度を重く取られてしまって、倦厭される可能性がある点を考慮して記載しましょう。
連絡先は教えず、ペアーズ内でやりとりする
ペアーズ やってるけど、投資詐欺もちかけられそうな人からいいね来たので、マッチングしてみた。
LINE交換までの流れが雑すぎてウケる😆もちろんLINE交換は断ったけど。
もっと女性にモテる要素をたくさんぶっこんでくることを期待したのに…
— ウルフ (@je11yfish_05) January 26, 2021
業者の見分け方でも紹介したように、業者は個人情報を目的にすぐに会おうとしてきたり、LINE等の連絡先を交換したいと言ってくる傾向があります。
ペアーズでは、先に相手からブロックされてしまうと通報できないようになっており、LINEを交換した直後に業者側がブロックすれば、勧誘だと気付いても通報できません。
信頼できる相手だと思えるまではペアーズ内でやりとりするようにしましょう。
怪しい勧誘文句やURLが来たら通報してブロック
規約違反にあたる行為
- ・金銭目的
- ・マルチ商法や投資への勧誘
- ・他サイトへの勧誘
- ・プロフィール詐称
- ・登録写真が芸能人、著名人の画像
業者がやりがちな上記の行為は、ペアーズの利用規約違反にあたるため通報(違反報告)できます。また、既婚者や当日のドタキャン、ヤリモクも利用規約違反にあたります。
明らかに勧誘目的の業者だと感じたら、他の人の被害を防ぐためにもブロックする前に通報しましょう!
通報すればペアーズの運営によって調査が行われ、運営側が利用規約違反と判断すれば、強制退会処分が下されます。
まとめ:ペアーズは業者にだけ注意すれば安全
ペアーズのサクラと業者を調査した結果、ペアーズにサクラは存在せず、業者に注意すれば安全に利用できるということが分かりました。
業者の特徴を見分けるには、相手の「自己紹介」「写真」「メッセージ」を確認が必要!不審な点がないかチェックして安全に利用しましょう。
また、運営の監視も厳しくなっているため、業者との遭遇率は低いので安心です。
ペアーズを利用していて、少しでも怪しいと思ったユーザーが居たら、メッセージを避けましょう。
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